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瀬戸内海に残る代表的な近代化遺産
DATA
■設計:不詳
■所在地:広島県尾道市因島大浜町
■用途:信号所
■竣工:1910年
■構造:木造
付近の地図(mapion)
向島(むかいしま)と因島(いんのしま)の間を抜ける布刈瀬戸は大型船が航行できる重要な航路であるが、明治時代の船舶はエンジン出力が弱く、もちろんレーダーもないため、海難事故を防ぐには海峡の状況をいち早く伝達する必要があった。そのために1910年に建設されたのが、この信号所である。
同様の信号所は各地に設置されたが、往事の面影を残すのは大浜埼船舶通航信号所のみであり、貴重な存在といえる。なお、信号所としての業務は1954年で終了しており、現在は近代化遺産として保存されている。

信号所から発せられる信号は三種類であり、それに対応すべく建物は三つの塔を持つ。建物本体は目立たないよう黒く塗られている。昼間は塔に「○」「△」「□」の印を出し、夜間は塔からの発光信号により船舶に情報を伝えていた。




[行き方ガイド]
自家用車: しまなみ海道 因島北ICから10分ほどで因島大橋記念公園。信号所までは最寄りの駐車場からさらに10分程度歩く必要あり。

大浜埼船舶通航信号所
O-hamasaki Signal Station

#1:塔の先端には灯火が仕込まれており、夜間はここから発光信号を送っていた。奥に見えるのは大浜埼灯台。写真には写ってないが、手前に大浜埼潮流信号所がある。
種類 西行船ニ対シテハ 東行船ニ対シテハ


高根島小佐木島間ニ在リテ東方ニ航行スル船アリ 外梶崎以東ニ在リテ西方ニ航行スル船アリ


小佐木島細島間ニ在リテ東方ニ航行スル船アリ 外梶崎以西ニ在リテ西方ニ航行スル船アリ


小佐木島以東ニ帆船群走ス 布刈瀬戸ニ帆船群走ス

#2:背後に見えるのは「しまなみ海道」の因島大橋。
作成:2009/10/10 最終更新:2009/10/10 作成者:makoto 使用カメラ:NikonD90
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