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アーバンデザインの夢の跡を見る
DATA
■設計:宅地開発研究所+山下司研究室
■所在地:広島県広島市安佐北区亀崎
■用途:広場
■竣工:1982年
■規模:敷地7801m2
■構造:RC造、S造
付近の地図(mapion)
広島市の北部市街地に形成された、県下最大級のニュータウンのタウンセンター。交通動線に直交する細長い人工地盤(幅36m、延長212m)を建設して広場とし、その両側に商業施設や公共施設を配している。
広場のサイズといい、歩車分離といい、アーバンデザインは間違っていないと思うのだが、他のニュータウンと同様に閑散としている。木の葉型の日除け(リーブスシェルターと命名されていた)は半分くらい現存するが、アクセントとなっていた噴水や水路は撤去されて跡形もなく、竣工時の写真( 山下司建築研究室サイトで見られる) からうかがえる当初のデザインは相当部分が失われている。

建築家は設計・建設し竣工した時点をゴールとしがちだが、”まちづくり”は竣工してからがスタートであり、施設やコミュニティのマネジメントが欠かせない。しかし当時はそういう知見もなく、口先だけでなく本気で”まちづくり”をしようという政策意図もなかったはずで(そんなケースは現代でもめったにないが)、時点ごとに場あたり的に対応していった結果、こういう状態に至ったのだろう。

かなり頑張ってデザインしたことが分かるだけに、哀愁もまたひとしおだった。

高陽ニュータウン プラザ四季
Koyo New Town Plaza Shiki
[参考文献・サイト]
1) 雑誌「新建築」1982年9月号

[行き方ガイド]
列車の場合: 最寄り駅はJR芸備線「下深川」駅だが、徒歩で15分程度かかり上り坂もあるため、バスがおすすめ。
バスの場合: 広島バスセンターなどから高陽A団地方面行きのバスに乗り、「地区センター」にて下車。
自家用車の場合: 広島市中心部からの所要時間は30分程度。
作成:2011/12/15 最終更新:2011/12/15 作成者:makoto 使用カメラ:NikonD90 使用レンズ:Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4
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