arch-hiroshima 広島の建築 arch-hiroshima 広島の建築
SOUTH DELTA INDEX
物言わぬ建造物は、時に最も雄弁に本質を語ってくれる。
DATA
■設計:不詳
■所在地:広島県広島市南区皆実町6
 (みなみくみなみまち)
■用途:記念碑
■竣工:1896年
付近の地図(mapion)

zoomマークが付いた写真はクリックすると拡大表示します。
(※JavaScriptを使用しています)


宇品港(現在の広島港)から中心部に向かう旧道である御幸通り(みゆきどおり)沿いに建つ記念塔。
宇品には日清戦争時に帰還兵士を出迎えるための凱旋門(パリの凱旋門に似せたもの)が仮設され、戦争後の1896年にこの「日清戦争凱旋碑」が建設された。そして第2次大戦後の1947年に進駐軍の目を気にして名前を「平和塔」に変更したらしい。

おそらく広島市民もこの塔の存在はほとんど知らないだろう。だがどう見ても平和っぽくない外観と「平和塔」という名前とのギャップは違和感を感じさせると同時に、非常に示唆に富んでいる。「凱旋碑」の文字だけ消して「平和塔」と彫りなおすことは、ある意味広島の戦後を象徴している気がしてならない。建造物は何も語りはしないけれど、今目の前に存在するモノは包み隠せない事実そのものであり、時に最も雄弁に真相・本質を語ってくれる。

(宇品周辺については、「軍都としての景」をご参照ください。)
平和塔 / 旧日清戦争凱旋碑
old Triumphal Monument

#1:閑静な住宅地に建つ。自動車のない時代はこれでも広幅員道路だった。

#2:平和塔の文字が読める。

 #3:全然平和の使者っぽくない

#4:「東松原停車場通」とある。写真#1の右側の道がそうらしい。
[行き方ガイド]
[電車]
広電「皆実町6丁目」から徒歩2分
[バス]
未調査

作成:2006/5/7 最終更新:2006/5/7
作成者:makoto 使用カメラ: NikonD70
このページの写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされており、(1) クレジットの明示 (2) 無断改変の禁止、を条件に商用・非商用を問わず利用できます。詳細については「著作権について」をご覧ください。arch-hiroshimaへの連絡先はこちらです。 Creative Commons License
SOUTH DELTA INDEX
(CC) arch-hiroshima 2006