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逓信建築の香りが感じられる佳作
DATA
■設計:不詳
■所在地:広島市南区宇品御幸3-17-7
■建設当時の用途:変電所
 現在の用途:飲食店
■竣工:1943年(昭和18年)2月
■構造:RC造2階
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電車通り沿いに立つ古い変電所。 被爆時の被害は軽微で、戦後は中国電力宇品変電所として1994年まで使われ続けた。現在はコンバージョンされてイタリアンレストランとなっている。
中に入ってみると、機械を搬入するための滑車とマシンハッチが見られる。機械を搬入する時は、前面道路から入れて、滑車で持ち上げ、二階レベルのハッチからさらに内部に入れるという設計のようだ。

全体を通して、逓信モダニズム建築の香りがする佳作だ。エントランス周りの意匠などには特にデザインの手が入っている。何より非常時が叫ばれていた戦時下にあって、ちゃんとした建築を作ろうという意図を感じる。当時の物資統制や建築制限を考えると、設計者の苦労もまた大きかったのではないだろうか。
E.R.E.宇品御幸ビル/旧中国配電南部変電所
ERE Ujina Miyuki Building, Former South Substation of Chugoku Haiden Corp.

#1:宇品周辺の道幅は狭く、近代の町割がそのまま残る。

#2:ファサード

#3:吸排気口

#4:エントランス

#5:マシン搬入経路
[参考文献・サイト]
1) 広島市+被爆建造物調査研究会(1996)「ヒロシマの被爆建造物は語る」広島平和記念資料館


[行き方ガイド]
[電車] 広電「宇品4丁目」。電車から見える。
[バス] 未調査
作成:2004/3/29 最終更新:2010/1/9 作成者:makoto 使用カメラ:CanonPowerShotG3、NikonD90
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