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広島の数少ない逓信建築は洗練されたモダニズム。
案内板がなければまさか戦前の建築だとは気付かないだろう。
DATA
■設計:山田守/逓信省営繕課
■所在地:広島県広島市中区西十日市町
■用途:事務所
■竣工:1937年(昭和12年)
■規模
■構造:RC造
付近の地図(mapion)
天満川沿いに建つ電話局。サッシが更新されタイルが貼られているため一見するとそうとは気付かないが、実は戦前の逓信建築(*1)の一つで、れっきとした被爆建築だ。古さを感じないのはマテリアルが更新されているためだけではなく、モダニズムの文法に忠実なその意匠にもある。

この建物は山田守の設計で1937年に竣工し1939年に市内初の自動交換局として開局した。躯体は被爆時の爆風に耐えたが電話交換機が大きな被害を受け、交換局として復旧したのは1946年8月となっている。その後、1981年には機械を撤去し営業拠点に改装された。外装のタイルはこの時に貼られたものであるらしい。

私にとっては毎日のように見ていた最も身近な建物の一つ。


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NTT広島西営業所 / 旧広島中央電話局西分局
old Branch of Telephone Office

#1:ファサード

#2

#3:案内板を撮影

#4
[補注]
(*1) 逓信省(ていしんしょう)とは戦前に郵便・電信・電話を管轄していた政府機関で、営繕課は逓信関係の局舎、施設の設計を担当していた。彼らの設計集団としての腕前は一流で、お役所らしからぬ斬新で優美な「逓信建築」が続々と送り出された。
(*2) 広島市内に残る他の逓信建築としては、「広島逓信病院旧外来棟」「日本電気計器検定所」がある。

[参考文献・サイト]
1) 広島市+被爆建造物調査研究会(1996)「ヒロシマの被爆建造物は語る」広島平和記念資料館 pp158

[行き方ガイド]
広電「十日市町」電停から徒歩5分ほど。
広電バス(緑色のバス)7番線「西十日市」バス停が最寄りだが、他路線の「十日市町」バス停からでも徒歩5分程度。

作成:2005/9/10 最終更新:2006/2/8
作成者:makoto 使用カメラ:NikonD70
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