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あの60年代のキレはどこへやら。
DATA
■設計:丹下健三・都市・建築設計研究所
■所在地:広島市中区加古町3-3
■用途:ホール,宿泊施設
■竣工:1985年
■構造:
付近の地図(mapion)
これは建築家丹下健三の作品ではなくて、設計業者丹下事務所の製品と捉えるのが正しい。分業化を推し進め組織事務所の色を強めた結果、他の組織事務所と何ら変わらない中性的で無難なハコモノを連発した、その時期の建築といえる。

もちろん「建築」ではなく「建物」だと割り切ってしまえば、決して出来映えは悪くない。ファサードを川に向け河岸緑地との一体化を成立させているし、ホールのキャパは適正で稼働率も高く、地元民に親しまれている。

でも、あの1950〜60年代の神がかり的に完璧な納まりを誇った丹下作品と比べてしまうと明らかに見劣りしてしまう。例え与条件が厳しくたって、訪問者を感動させる空間的な仕掛けはできたはずで、「プランが収まったからハイお終い」では悲し過ぎる。国際会議場ともども、”がっかり系”丹下建築と言えよう。

広島厚生年金会館
Welcity Hiroshima
あまりに見慣れているせいか、この建物についてはなんとも感想を書きにくい。
子供の頃は、「ケーキをいろんな形に切って並べた」ような印象を持っていた。
今だと「模型用のスタイロ切って並べただけ」のような印象。…全然変わってないなぁ。

#1:河岸緑地との一体化はひとまず果たされている

#2:道路側。たぶんこちらが裏。

#3:どことなく80年代くさい…
[行き方ガイド]
[バス] 未調査
作成:2004/3/29 最終更新:2009/1/5 作成者:makoto 使用カメラ:Canon PowerShot G3, Nikon D90
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