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写真日記 2003/夏その3
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2003.8.6


珠玉のモダニズム建築が輝く瞬間
台風が接近しているというのに、広島は快晴。夏一番の暑さとなった。この日はなぜか必ず晴れるし、必ず暑い。早朝から平和公園にはあらゆる思想、人種、宗教が結集する。

ちなみに、私の場合、生徒代表で千羽鶴を備えにいって日射病で倒れたりと、あまりいい思い出はない…。

今年は例年より少ないとはいえ、4万人が集まった。丹下が構想した広場が真価を発揮する瞬間だ。ハードとソフトが融合した時に生み出される力を目の当たりにすると、建築にできることの大きさを感じずにはいられない。緑地設計の何たるかを知るためにも、広島に来るなら、やはりこの日が最良と言える。

夕方から「とうろう流し」をぼんやりと眺める。つくづくここの親水護岸のデザインは秀逸だなぁと思う。あらかじめ「どう使うか」を考えてから設計された公共空間は、良いデザインになる確率が高い。巷にあふれる公開空地のように漫然とデザインするのは(しかもロクに活用しないことは)公開空地の形骸化に他ならず、非難されるべき行為と言えよう。

この「とうろう流し」、元々は慰霊目的であったが、今は誰でもメッセージを書いて流すことができる。被爆者が高齢化する中、式典の位置付けも慰霊から情報発信に徐々に変わってきている。

ちなみに、私の近くでカメラを構えていたおじさん達が口々に「商工会議所ビルが邪魔だ」と言っていた。激しく同感。





広島という地は盲目的絶対平和主義の拠り所のように扱われる。それを鼻で笑うのは構わないが、御託を並べる前に、まずはこの日この地に立ってみることだ。
その上でどう感じるか、どう考えるかはあなた次第。



原爆の子の像。千羽鶴への放火騒ぎがあったため、テレビクルーだらけだ。

一応総理大臣も来るので、厳重に警備されている。それでもどこか のどかな空気。


この広場はこの日のためにある。

夕方から行われる「とうろう流し」。隣では野外ライブが延々と続く。純粋に美しい光景だと思う。

大きな写真はこちらでどーぞ。
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