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写真日記 2003/06/12
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arch-hiroshima改装計画。良いサイトの条件とは?

先日、頼まれるままFlashサイトを一つ作った。お金が出ないボランティアだが、コンテンツ自体が少ないからそれほど大変ではなかった。しかし、久しぶりにFlashに触っているうちに自分の中で「arch-hiroshima フルフラッシュ化構想」が再燃してしまった。

Flashはブロードバンド化に連れて増殖しているが、これは実に扱いにくい代物だ。使いこなすのが難しい、プレーヤーの普及率が100%でないというのもあるが、何よりデザイン性が高すぎてユーザビリティがまるで無い。ウェブの世界ではコンテンツを見る側(=ユーザー)に主導権が与えられるのが原則であるから、ユーザビリティの欠如は致命的な問題なのだ。


唐突だが、良いサイトの条件とは何だろうか。

それは、「内容」と「意匠(デザイン)」のバランスが取れていること。つまり…

内容 意匠
case1 × × 日本だけで何千億あるか分からないhtmlの大多数はこれ。
case2 × パッと見た瞬間は「おっ」と思うが、それでお終い。いくらクール(死語)でも同じムービーを繰り返されると苦痛。これはインスタレーションだよと割り切るサイトは、それはそれで良いが、どうにもならない独りよがりなサイトも多い。
case3 × 大学教員のサイトとか、自作のソフトウェアを公開!みたいな。ものすごいこと考えてるんだけど、プレゼンがまるでダメ。
ただしWWWを育てたのは彼らなんですけどね。
case4 読ませる内容を持ち、相手を説得するために必要なテクニックを使い、最高のプレゼンのために最適なデザインを選択する。最も優れたパターン。希少。

ちなみに、私の中でのcase4の代表格は、森ビルの「MID TOKYO MAPS」。思想とデザインが完璧に融合している、希な輝きを放つサイトだ。この会社の布教…もといプレゼンには感心するしかない。

借り物の言葉っぽいが、やはりウェブデザインの第一歩は、「(1)誰に(2)何を訴えたいのか」 に尽きると思う。この初歩のマーケティングに失敗すると、ウェブデザインの最適解は見つけられない。arch-hiroshimaの場合、「都市・建築に関心がある人(やや玄人寄り)に、物件のデータと写真を使って、その魅力を伝えること」がミッションだと思う。そんな情報満載のサイトにFlashを使うのはナンセンス。この場合、ユーザーは積極的に情報を得に来たのであって、グリグリ動くムービーを見に来たのではないからだ。Flash制御だとテキストデータをコピーするのが面倒だし、写真は保存できないし、そもそもテキストが読みにくい。これは読ませるサイトとしては落第である。

またFlashを使わないとしても、フレーム構造をできるだけ単純にしつつ情報の階層化を行わねばならない。シンプルなHTMLの良さ、例えば右クリックで「新しいウインドウで開く」が選択できるような柔軟性を保持することが必要だ。CSSを使う際にも、フォントの大きさは固定していないことが望ましい。

こうして、内容と意匠の調和、ユーザーにとっての扱いやすさを考え、試行錯誤しつつ形にした結果、今のarch-hiroshimaがある。(まだまだ未完成ですが)


うーん、こうやって考えてくると、やっぱりarch-hiroshima本体へのFlash導入は難しそうだ。現行のデザインでまぁまぁ好評だしね。となると、Flashを使う場面は、「情報を得るのが目的でなく、積極的にムービーを楽しみたい」人向けとなる。ムービー作品として「download」のコーナーにでも置くのが適切ということだろうか。

というわけで、近いうち、その方向で小規模に改装します。


(う…。写真日記なのに写真無しのただのコラムになってしまった。すいません。)
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